テニス練習・上達の書籍紹介

テニス練習関連の書籍の紹介をしてます。

試合で実力を出しきれない・緊張の処方箋『テニス メンタル強化メソッド』(岩渕聡)

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  • 読むべき人

・レベル・年齢に関係なく試合にでることがある人

重要な試合・ポイントになるほど緊張して思うようなショットが打てなくなるものです。そんな時でも気持ちの持ち方でずいぶんと結果が変わってきます。

  • 読了目安

180分:どちらかというと少なめのボリュームです。

  • 内容(目次)

ここでダブったら、負ける…。そんな大事な局面を、テニスをプレイしている人なら、何度も経験していることでしょう。縮みあがって、サーブをネットにかける人もいれば、いつもの様にスイングして、平常心を保って勝利に歩み続ける人もいます。

技術、体力と同等もしくはそれ以上に重要なのが「心」。本書では、学生プレーヤーから一般テニス愛好家、ジュニアプレーヤーの親御さんまで役に立つ、オンコート&オフコートでの心のトレーニング方法を大紹介! 日本男子ナショナルチームコーチの著者が、錦織をはじめ日本選手が強くなった理由等を分析しながら、日々のプレイに役立つメンタル強化のコツをわかりやすく解説します。

https://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-45555-6

目次抜粋

■ダブルフォールトを減らす最終奥義はこれだ!

タイブレークに入った時の心の持ち方は?

■逆転負けをしてしまう理由とは?

■きれいなセルフジャッジが心を強くする

■サーブゲームで40-30になったとき、あなたはどうする?

■ダブルスは会話して強くなれ!

■ジュニアの親がやってはいけない7か条 ほか

https://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-45555-6

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目次を調べてもネットで出てこなかったので写真を載せます

 

  • 著者プロフィール

岩渕聡 (イワブチサトシ)

1975年生まれ。神奈川県茅ケ崎市出身。湘南SSC~柳川高校時代を通して日本のトップジュニアとして君臨。柳川高校3年時はインターハイ3冠を達成。卒業後にプロ転向。全日本選手権のシングルスで2度、ダブルスでは日本歴代最高となる8度の優勝を記録。日本代表選手としてデ杯でも活躍。世界での最高ランキングはシングルス223位、ダブルス125位。2009年の引退後は、ナショナルコーチ、明治大学強化コーチ、テレビ解説者として活動中。(2015年5月16日現在)

https://www.j-n.co.jp/writer/?writer_id=2978

  • 感想


・試合で調子が悪い時には「体の動きに集中」体の動きについて簡単なチェック項目を設ける
・負けた時は「今の自分では勝てないけど次は勝つ」「まだ自分は成長途中」と割り切る
・スランプに陥った時には基礎練習に立ち戻る
・自分の得意なショットを生かして自分の得意なパターンに持ち込む、自分の身の丈にあったテニスをする
・メンタルモンスター「諦めない」「しつこく戦う」構える前に小刻みに足動かしてボールを待つ
・アイ・コントロール 遠くのものを見てからストリング(近くのもの)を見る
・ルーティン・呼吸法
・いい加減な素振りが力みを解消する最高の方法
・終わったポイントは気にしない、試合後に考える
・セルフトークはポジティブに
・感覚が悪くなった時は意図的に「ラリーを長くする」

・集中が途切れそうなときは自分の心と向き合う
①どんな場面でも100%出し切ってプレイ
②積極的な気持ちでのびのびプレイ
③責任を自分がコントロールできないものに転嫁しない
・「できる」というのは筆跡のように何度書いても同じに書けること
・テニスはゲーム性の高いスポーツ、ずる賢い人はテニスが強くなる
・勝っても負けてもOK、とにかくベストを尽くす。ボールに集中

 

また、違う時期に読めば、違う悩みに対して違うトピックが気になるはずです。テニスに息詰まった時に何度も読み直してみたいと思える本でした。