テニス練習・上達の書籍紹介

テニス練習関連の書籍の紹介をしてます。

テニスを観戦が面白くなる本!ジョコビッチはなぜサーブに時間をかけるのか (集英社新書) 鈴木貴男 (著)

 

 

選手の特徴や戦術を紹介して精神論に頼らない解説をしている。

 

選手がどういう場面でこのショットを選択したかを、これまでの展開や今後の布石として論理的に解説している。

 

2019年の選手を紹介しているので少し古い感じがした。

 

選手として活躍した著者だから分かるボールやラケットの時代の変化や国による 採用されるボールの違いを解説している部分 が面白かった。

 

自分がテニスをする時にも戦術として使えそうな解説もあり勉強になりました。

 

餌の撒き方や捨てるポイントやゲームをうまく作れるのが良い選手の条件

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試合を優位に進めるために戦術がわかる『テニスの戦い方 [7本目までに決着をつける攻撃]』(丸山 淳一)

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この本を読むべき人

・男性・女性共に競技者レベルで活動している人
インターハイを目指しているレベル感のプレイヤーに向けられて書かれている記述が数ページごとに出てくる。

内容


ある程度自分の球をコントロールできる上級者に向けて書かれている戦略を解説した本。
堀内氏のテニス丸ごと一冊 戦略と戦術のほうが広いレベルのテニスプレイヤーに向けて書かれている本なので、一般プレイヤーはまずはそちらを読んだ方がわかりやすいのではないかと思います。
ページの面積の半分が図版で占められているのがこのシリーズの特徴です。

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シングルス:ダブルス=75%:25%の解説内容

クロス・ショートクロス・ダンザラインの使い分け方・コースの配球などをサービス(1本目)、3本目、5本目、7本目順に解説している。いつも試合で選択して使っているショットだが、その目的やタイミングが言語化されて説明されているので、頭の中が整理されていく感覚がありました。
ショット1つ1つに目的を持たせないと、ひたすら持久戦になってしまい、トーナメント戦で多くの試合を勝ち抜いていくことは難しいです。
この本の内容は試合中に常に意識しておかなければいけません。

著者紹介

丸山淳一 まるやま・じゅんいち
プロテニスコーチ。1965年生まれ。東京都出身。元デビスカップ代表。
1989、90、95年全日本選手権複ベスト4、
95、96年全日本選手権混合優勝。
現役引退後は指導者として、
フェドカップ代表チーム、杉山愛岩渕聡森田あゆみらを指導。
シドニーオリンピックの代表コーチも務めた。

目次

■第1章 7本目までに決着をつける
01 ラリーの7本目までに必ず仕留める
02 サービス側が圧倒的に有利
03 サービスの優位が保てるのは7本目まで
04 サービスかリターンかで戦術は異なる
05 戦術性、ゲーム性のあるテニスを

■第2章 ファーストサービスからの戦術
06 相手に的をしぼらせない
07 ファーストサービスのターゲット
08 ショートワイドへのサービス
09 センターへ速いサービスから3本目
10 インサイド、アウトサイドへのショートアタック
11 クロスへの攻撃条件
12 クロスの浅いエリアへの攻め
13 浅いクロスに打って前に誘い出す
14 インサイド・インを使った攻め
15 サービスからの5本目の攻撃
16 ダウン・ザ・ラインはなぜ有効か
17 クロスはハードクロスでなければならない
18 前に入って7本目でフィニッシュ
19 3本目5本目を省略するサービス
20 レシーバーと駆け引きをする
21 アドサイドのショートワイドへのサービス

■第3章 セカンドサービスからの戦術
22 セカンドサービスの狙い
23 セカンドサービスのターゲット
24 スピン系でバックハンドを狙う
25 サービスボックス÷2を6分割
26 浅いキックサービスをうまく使う
27 ターゲットを8分割して打ち分ける

■第4章 リターンからの戦術
28 不利な状況をいかにイーブンに戻すか
29 崩されてからのカウンターパンチ
30 超攻撃的なカウンターリターン
31 リターンゲームのポジショニング
32 相手のセカンドサービス時のアタック
33 相手におびき出されたら

■第5章 ニュートラルな状況からいかに7本目につなげられるか
34 最も安全なクロスをベースに
35 クロスにもリスクがある
36 ダウン・ザ・ラインで優位に立つ
37 深いボールで守り、角度で崩す
38 チェンジ・オブ・ペースを使う
39 相手のショットの芯を外す
40 ラリーをスローダウンする
41 相手の時間を奪う
42 アプローチはアタックでなくてはならない
43 相手との読み合いに勝つ
44 攻撃エリアと守備エリアの再考

■第6章 ダブルス:サービスからの戦術
45 ダブルスは3本目で仕留める
46 積極的なポジショニング
47 センター寄りの位置からサービスする
48 Iフォーメーションを活用しよう
49 相手のロブはバウンドさせない
50 追い出しのプレーで仕掛ける
51 2バックの相手にはどうプレーする<? br> 52 セカンドサービスを相手に狙われたら

■第7章 ダブルス:リターンからの戦術
53 リターンゲームの考え方とポジション
54 絶対安全なリターンコースはない
55 比較的安全なのはダウン・ザ・ライン
56 「いないところ」に相手は動いてくる
57 Iフォーメーションにどう対応するか
58 相手に深いところでボレーを打たせる
59 ビッグサーブに悩まされたら

非常識な新常識!?『テニス・インテリジェンス 勝てる頭脳が身につく魔法の教科書』(田中 信弥 )

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内容

週末プレイヤーに向けて章ごとに、著者からの練習方法・打ち方。メンタルの改善方法が紹介されます。ジュニア・競技選手に向けた内容ではありません。
そして、著者の指導を受けた生徒からの、「他のテニススクールやコーチに教わってきた常識では、うまくできなかったけど、著者のオンライン指導や練習会に参加することによってテニスが上手くなりました」との回答が実例で載っています。

一般のセオリーとは違うことが多く載っているので、「こんな発想もあったんだ!」と試したくなる部分があります。自分にしっくりくる部分だけを採用する気持ちで読むことが必要です。

メドベージェフ選手の打ち方とか見ているとテニスに正解ってないんだな。基本の部分だけを押さえておけば、あとはどんな打ち方でもよくて、人それぞれだと思います。

全体的に著者のコミュニティに勧誘する感じの文章になっているので、宣伝本みたいになっている印象を受けます。↓著者のホームページ

著者プロフィール

日本のトップジュニアとして活躍後、法政大学在学中にプロ選手を連破し、プロに転向。

その後、全日本選手権ベスト4、全日本ローンコート選手権ベスト4、関東オープン準優勝、

神奈川オープン、東北オープン優勝等を収める。日本プロランキング7位。
現役引退後は、伊達公子氏のアメリカ遠征に2年連続同行し、

ナショナルコーチ及びオリンピック強化スタッフを歴任。

男女日本代表選手の指導、ジュニア日本代表の育成に従事し、

(財)日本テニス協会強化副委員長も務めました。

更には、日本体育協会テニス上級コーチも取得。

https://www.tanakashinya.com/profile.cfm

目次

まえがき ~断片的な情報を総合的に判断する基盤(インフラ)づくりが重要

第1章 テクニックを選択する ~自分のテニスを守るための考察

第2章 苦手なショットは克服しない ~“代替案”を選択する

第3章 “勝てる”試合の進め方 ~テニスの特性から見直す

第4章 結果に結びつく“正しい”練習法_実戦で役立つスキルの整理

第5章 ボールを打たずに上達する方法 ~脳と身体のプログラムの再設定

第6章 セルフコーチングを極める ~上達情報の取捨選択の仕方

第7章 コーチとの正しい関わり方 ~テニスに必要な社会性を追求する

あとがき ~「次世代」のウィークエンドプレーヤーを目指そう!

https://www.kadokawa.co.jp/product/322008000716/

練習方法・球出し・レッスンのバリエーションを増やせる『テニス勝利への戦術 シングルス編』(全米テニス協会 編)

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  • ターゲット層

・部活やサークルでの球出し練習や特定のショットに特化した練習の方法を知りたい人(ショットの状況・目的を明確にして練習することができる)
・コーチで球出しや練習のパターンを増やしたい人 (テーマ別に様々な練習方法が載っているので、ショット別のレッスンを企画する時に役に立つ)

 

  • 内容

最初に戦略(パターン)が記載してあり、それに対応した練習(ドリル)の方法が書かれています。

良くも悪くも基本的などこかでやったことがあるような練習(ドリル)が書いてあります。全米テニス協会が編集しただけあって基本的なオーソドックスな内容になっています。

テニスを始めたばかりの人には重要度が高い戦略(パターン)と練習(ドリル)で有益な情報ですが、ジュニアや部活でテニスをしてきた人にとってはどこかで見覚えがある内容になっています。
けれども、パターン・ドリルともに豊富に掲載されているので自分が今までにやってなかった練習方法が書いてあると思います。

写真がなく、文字と図で説明がされており、小学生が理解するのは難しいと思います。コーチ・指導者に向けて書かれている本です。

わりと出版年度が古い本になりますが、書いてあることは普遍的ものであるため今読んでも時代古さは感じませんでした。

 

  • 目次

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出版社のHPにサンプルが載っています↓

https://www.taishukan.co.jp/item/tennis/tennis_tactics.html

https://www.taishukan.co.jp/book/b198767.html

バックコート・パターン

●サーブ・パターン
 
サーブ・ワイド
ワイドにサーブを打つ[デュースコート
 関連ドリル
 1、2、3、4、9
 
サーブ・トゥザ“T”
T地点をねらってサーブを打つ[デュースコート
 関連ドリル
 1、2、3、4、5、9、10
 
サーブ・ワイド
ワイドにサーブを打つ[アドコート]
 関連ドリル
 1、2、3、4、9
 
サーブ・トゥザ“T”
T地点をねらってサーブを打つ[アドコート]
 関連ドリル
 1、2、3、4、5、9、10
 
サーブ・アトザボディ
相手の正面をねらってサーブを打つ[デュースコート/アドコート]
 関連ドリル
 2、5、9、10、11
 
●リターン・パターン
 
リターン・ディープクロスコート
ワイドにきたサーブに対して、クロスコートに深くリターンする[デュースコート
 関連ドリル
 6、8、9、11
 
リターン・ディープダウンザライン
非常にワイドにきたサーブに対して、ダウンザラインに深くリターンする[デュースコート
 関連ドリル
 6、7、8、9、11
 
リターン・ディープダウンザミドル
T地点へのサーブに対して、ダウンザミドルに深くリターンする[デュースコート
 関連ドリル
 6、8、9、11
 
リターン・ディープダウンザライン
T地点へのサーブに対して、ダウンザラインに深くリターンする[デュースコート
 関連ドリル
 6、8、9、11
 
10 リターン・ディープクロスコート
ワイドにきたサーブに対して、クロスコートに深くリターンする[アドコート]
 関連ドリル
 6、8、9、11
 
11 リターン・ディープダウンザライン
非常にワイドに来たサーブに対して、ダウンザラインに深くリターンする[アドコート]
 関連ドリル
 6、7、8、9、11
 
12 リターン・ディープダウンザミドル
T地点へのサーブに対して、ダウンザミドルへ深くリターンする[アドコート]
 関連ドリル
 6、8、9、11
 
13 リターン・ディープダウンザライン
T地点へのサーブに対して、ダウンザラインに深くリターンする[アドコート]
 関連ドリル
 6、8、9、11
 
14 フォーシングショット・ダウンザライン
短くて弱いサーブに対して、ダウンザラインへ強打する[デュースコート/アドコート]
 関連ドリル
 11、12
 
15 フォーシングショット・クロスコート
短くて弱いサーブに対して、クロスコートへ強打する[デュースコート/アドコート]
 関連ドリル
 11
 
16 アプローチショット・ダウンザライン
短くて弱いサーブに対して、ダウンザラインにアプローチショットを打つ[デュースコート/アドコート]
 関連ドリル
 12
 
17 リターン・ロウ
サーブアンドボレーヤーに対して、足もとに低くリターンする[デュースコート/アドコート]
 関連ドリル
 13
 
18 リターン・ダウンザライン
サーブアンドボレーヤーに対して、ダウンザラインにリターンする[デュースコート/アドコート]
 関連ドリル
 13
 
●グラウンドストロークのパターン
 
19 アタック・ダウンザライン
クロスコートラリーで浅いボールがきたとき、ダウンザラインに攻撃する[デュースコート/アドコート]
 関連ドリル
 14、15、16、17、18
 
20 アタック・クロスコート
クロスコートラリーで浅いボールがきたとき、さらにクロスコートに攻撃する[デュースコート/アドコート]
 関連ドリル
 4、16、18、19
 
21 ヘビートップスピン・アングルショット・クロスコート
クロスコートラリーで浅く、角度があるボールがきたとき、トップスピンをかけてアングルショットを鋭角に打つ[デュースコート/アドコート]
 関連ドリル
 4、16、18、20
 
22 インサイドアウト・スルーザコート
ダウンザミドルでのストレートのラリーから、逆クロスに打つ
 関連ドリル
 8、21、22
 
23 インサイドアウト・オフザコート
コート左サイドでのストレートラリーから、フォアハンドにまわり込んで逆クロスに打つ
 関連ドリル
 8、21
 
24 ハイループ・トゥ・バックハンド
グランドストロークラリーで深いボールを打たれたとき、相手のバックハンド側に高いボールを打つ
 関連ドリル
 8、23
 
25 アタック・ダウンザライン
バックハンドスライスの応酬から相手のボールが浅くなったとき、ダウンザラインに攻撃する
 関連ドリル
 8、25
 
26 ハイ・アンド・ディープ・ダウンザミドル
コート中央のストレートラリーから深いボールを打たれたとき、高く深いボールをダウンザミドルに打つ
 関連ドリル
 8、24
 
ミッドコート・パターン
27 ドライブ・ハード・アンド・フラット・ダウンザライン
ネットよりも高い打点で打てるとき(フォアハンド/バックハンド)、ダウンザラインに強打する
 関連ドリル
 26、27、30、34、35、36
 
28 ドライブ・クロスコート
ネットよりも高い打点で打てるとき(フォアハンド/バックハンド)、クロスコートに攻撃する
 関連ドリル
 35、36
 
29 スライス・ダウンザライン
打点がネットよりも低くなるとき(フォアハンド/バックハンド)、ダウンザラインにスライスのアプローチショットを打つ
 関連ドリル
 26、27、28、30、34、35、36
 
30 ドロップショット・ダウンザライン
打点がネットよりも低くなるとき(フォアハンド/バックハンド)、ダウンザラインにドロップショットを打つ
 関連ドリル
 29、35、36
 
31 アプローチ・ダウンザミドル
中央に来たボールに対して(フォアハンド/バックハンド)、ダウンザミドルにアプローチショットを打つ
 関連ドリル
 31、35、36
 
32 インサイドアウト・フォアハンドアプローチ
中央に来たボールに対して(フォアハンド)、逆クロスのフォアハンド・アプローチショットを打つ
 関連ドリル
 32、35、36
 
33 ルーピングトップスピン・アプローチ
深くて高くはずむボールに対して(おもにフォアハンド)、高い弾道のトップスピン・アプローチショットを打つ
 関連ドリル
 33、35、36
 
34 アプローチボレー
高く打たれたボールに対して(フォアハンド/バックハンド)、前進してアプローチボレーを打つ
 関連ドリル
 37
 
ネットプレーのパターン
35 ボレー・トゥ・ウィークネス
ネットよりも高い打点で打てるとき、相手の弱いサイドにボレーする
 関連ドリル
 38、39、42
 
36 ボレー・ディープダウンザライン
打点がネットよりも低くなるとき、深くダウンザラインにボレーする
 関連ドリル
 38、39、40
 
37 ボレー・ディープクロスコート
アプローチの後、ネットよりも高い打点で打てるとき、深くクロスコートにボレーする
 関連ドリル
 38、39、41
 
38 ボレー・トゥ・オープンコート
ワイド・サーブから、オープンコートにボレーする
 関連ドリル
 38、43
 
39 ボレー・ビハインド(/トゥ・ウィークネス)
T地点へのサーブから、ファーストボレーを相手の背後または弱いサイドに打つ
 関連ドリル
 38、44
 
40 アングル・オーバーヘッドスマッシュ
ロブが浅いとき、スマッシュに角度をつける
 関連ドリル
 45、46、47、48、51
 
41 オーバーヘッド・クロスコート
ロブが深いとき、スマッシュをクロスコートに打つ
 関連ドリル
 46、49、51
 
42 バウンス&オーバーヘッド・クロスコート
ロブが高いとき、ボールを一度弾ませてからクロスコートにスマッシュを打つ
 関連ドリル
 50、51
 
ミッドコート・パターン
43 パス・ダウンザライン
深いクロスのアプローチに対して、ダウンザラインにパッシングショットを打つ
 関連ドリル
 52、53、54
 
44 パス・クロスコート
深いクロスのアプローチに対して、クロスにパッシングショットを打つ
 関連ドリル
 52、53、54
 
45 パス・クロスコート
ダウンザラインへのアプローチがあまり深くないとき、クロスにパッシングショットを打つ
 関連ドリル
 52、53、55
 
46 ダウンザライン×クロスコート(2ショットパス)
ダウンザラインへのアプローチがあまり深くないとき、1球目はダウンザライン、2球目はクロスコートに打つ
 関連ドリル
 52、53、55
 
47 アトザボディ×オープンコート(2ショットパス)
コート中央へのアプローチに対して、1球目は相手の正面、2球目はオープンコートに打つ
 関連ドリル
 8、56
 
48 インサイドアウト×クロスコート(2ショットパス)
コート中央へのアプローチに対して、1球目はフォアハンドで逆クロス、2球目は鋭くクロスコートに打つ
 関連ドリル
 56
 
49 オーバーパワー
コート中央への弱いアプローチに対して、相手をパワーで圧倒する
 関連ドリル
 57
 
50 クロスコート×ダウンザライン(2ショット・パス)
バックハンドにスライスの深いアプローチを打たれたとき、1球目はクロスコート、2球目はダウンザラインに打つ
 関連ドリル
 58
 
51 ダウンザライン×ダウンザライン(2ショット・パス)
バックハンドにスライスの深いアプローチを打たれたとき、1球目はダウンザライン、クロスに返ってきた2球目もダウンザラインに打つ
 関連ドリル
 59
 
52 クロスコート×ダウンザライン(2ショット・パス)
フォアハンドにスライスの深いアプローチを打たれたとき、1球目はクロスコート、2球目はダウンザラインに打つ
 関連ドリル
 59
 
53 ダウンザライン×ダウンザライン(2ショット・パス)
フォアハンドにスライスの深いアプローチを打たれたとき、1球目はダウンザライン、クロスに返ってきた2球目もダウンザラインに打つ
 関連ドリル
 59
 
54 スライス・クロスコート×オープンコート(2ショット・パス)
バックハンドにスライスの浅いアプローチを打たれたとき、1球目はスライスでクロスコート、2球目はオープンコートに打つ
 関連ドリル
 60
 
55 ドライブ・ライトヒップ×オープンコート(2ショット・パス)
相手のボレーが浅く、弱いとき、1球目は相手の右腰、2球目はオープンコートに打つ
 関連ドリル
 61
 
56 ドライブ・アンド・ロブ
バックハンドにアプローチを打たれたとき、ダウンザラインに低くパッシングを打った後、攻撃的なロブを相手のバックハンド側に上げる
 関連ドリル
 62
 
57 ドライブ・アンド・ロブ・クロスコート
バックハンドにアプローチを打たれたとき、ダウンザラインに低くパッシングを打った後、攻撃的なロブをクロスに上げる
 関連ドリル
 62
 
58 ドライブ・アンド・ハイ・ディフェンシブ・ロブ
深いアプローチを打たれたとき、高く防御的なロブを打つ
 関連ドリル
 63
https://www.taishukan.co.jp/item/tennis/tennis_tactics.html

試合で実力を出しきれない・緊張の処方箋『テニス メンタル強化メソッド』(岩渕聡)

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  • 読むべき人

・レベル・年齢に関係なく試合にでることがある人

重要な試合・ポイントになるほど緊張して思うようなショットが打てなくなるものです。そんな時でも気持ちの持ち方でずいぶんと結果が変わってきます。

  • 読了目安

180分:どちらかというと少なめのボリュームです。

  • 内容(目次)

ここでダブったら、負ける…。そんな大事な局面を、テニスをプレイしている人なら、何度も経験していることでしょう。縮みあがって、サーブをネットにかける人もいれば、いつもの様にスイングして、平常心を保って勝利に歩み続ける人もいます。

技術、体力と同等もしくはそれ以上に重要なのが「心」。本書では、学生プレーヤーから一般テニス愛好家、ジュニアプレーヤーの親御さんまで役に立つ、オンコート&オフコートでの心のトレーニング方法を大紹介! 日本男子ナショナルチームコーチの著者が、錦織をはじめ日本選手が強くなった理由等を分析しながら、日々のプレイに役立つメンタル強化のコツをわかりやすく解説します。

https://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-45555-6

目次抜粋

■ダブルフォールトを減らす最終奥義はこれだ!

タイブレークに入った時の心の持ち方は?

■逆転負けをしてしまう理由とは?

■きれいなセルフジャッジが心を強くする

■サーブゲームで40-30になったとき、あなたはどうする?

■ダブルスは会話して強くなれ!

■ジュニアの親がやってはいけない7か条 ほか

https://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-45555-6

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目次を調べてもネットで出てこなかったので写真を載せます

 

  • 著者プロフィール

岩渕聡 (イワブチサトシ)

1975年生まれ。神奈川県茅ケ崎市出身。湘南SSC~柳川高校時代を通して日本のトップジュニアとして君臨。柳川高校3年時はインターハイ3冠を達成。卒業後にプロ転向。全日本選手権のシングルスで2度、ダブルスでは日本歴代最高となる8度の優勝を記録。日本代表選手としてデ杯でも活躍。世界での最高ランキングはシングルス223位、ダブルス125位。2009年の引退後は、ナショナルコーチ、明治大学強化コーチ、テレビ解説者として活動中。(2015年5月16日現在)

https://www.j-n.co.jp/writer/?writer_id=2978

  • 感想


・試合で調子が悪い時には「体の動きに集中」体の動きについて簡単なチェック項目を設ける
・負けた時は「今の自分では勝てないけど次は勝つ」「まだ自分は成長途中」と割り切る
・スランプに陥った時には基礎練習に立ち戻る
・自分の得意なショットを生かして自分の得意なパターンに持ち込む、自分の身の丈にあったテニスをする
・メンタルモンスター「諦めない」「しつこく戦う」構える前に小刻みに足動かしてボールを待つ
・アイ・コントロール 遠くのものを見てからストリング(近くのもの)を見る
・ルーティン・呼吸法
・いい加減な素振りが力みを解消する最高の方法
・終わったポイントは気にしない、試合後に考える
・セルフトークはポジティブに
・感覚が悪くなった時は意図的に「ラリーを長くする」

・集中が途切れそうなときは自分の心と向き合う
①どんな場面でも100%出し切ってプレイ
②積極的な気持ちでのびのびプレイ
③責任を自分がコントロールできないものに転嫁しない
・「できる」というのは筆跡のように何度書いても同じに書けること
・テニスはゲーム性の高いスポーツ、ずる賢い人はテニスが強くなる
・勝っても負けてもOK、とにかくベストを尽くす。ボールに集中

 

また、違う時期に読めば、違う悩みに対して違うトピックが気になるはずです。テニスに息詰まった時に何度も読み直してみたいと思える本でした。